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【寸評】 ケチャップ×マヨネーズ

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劇団水中花 『ケチャップ×マヨネーズ』


一時間という短い間にこれだけの人間模様を詰め込み、
それでいてスッキリ見せる。
二重三重にも畳みかける仕掛け。
コメディチックなところはとことんコメディで、
泣けて笑える60分。
「ケチャップ×マヨネーズ」というタイトルも、見終わったあとなら
これ以外にないといっていい程によいタイトルでした。


特筆すべきは、その配役でしょうか。
本作を観て気付いたのですが、
水中花の公演って毎回主役が違うんですね。
普通の劇団だったら、
この人は主役ポジ、この人はヒロイン、この人はお笑い、この人はイロモノ担当‥
という風に役割が固定化されているケースが主流でしょう。

そんな通例に囚われず、常に配役を流動化する。
観客側からすれば常に新鮮だし、
役者側にとっても毎回新しい課題を背負い続けることになる。
「劇団」ではなく「団員」を育てる ― という心意気が見て取れます。
(そしてそのシステムで一定以上のクオリティをキープするのに
 並々ならぬ努力が注ぎ込まれているであろうことも予見されます)

客演の使い方もうまくて、これ以上ないくらいのハマリ具合でした。



強いて難点を挙げるなら‥

FUANI演劇祭ということで大分や豊後をテーマにしなければならない訳ですが、
劇中のバンド名「SORINS」はちょっと取って付けた感がありますね。
正直なところ、このお芝居は宗麟ネタがなくても成り立ってしまいます。
ただ、登場人物の口から
「大分の地で作品を作り続けたい」という旨の言葉が発せられますが‥
これは作者の偽らざる本音 ― 心の叫びかもしれません。

もう一つ。
上演時間の長さの割に、暗転が多くて長い。
暗転は演出の都合でお客さんを待たせているパターンがほとんどなので
少なく、短いするに越したことはない。
「どうにかできないかな?」とか考えながら観てたし、
実際に減らしたり短くしたりできる箇所はあったと思う。


う~ん、そのくらいしか思いつかない!
大満足の60分でした!
 

 

 

 


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