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議論

よしりん流お笑い理論 「格付けという概念」

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先日のネタ作り講座における北川まさや氏の
講義内容と若干カブりますが、
触発されたので一筆書いてみましょう。


どんなジャンルにも
「ここを気を付けるだけでずっと良くなる」とか
「こうするだけでちょっとプロっぽく見える」とか
そんなコツやテクニックみたいなものがあります。

当然、お笑いの世界にも
「これを守るだけで断然スベリにくくなる」
っていう鉄則があります。

それは‥

道具に頼らない です。





例えば、はげヅラやらでっかい蝶ネクタイやらを着けて
芸人さんが登場したとしましょう。
本人はよかれと思って用意してきた訳ですが、
それを見たお客さんの中では何が起こるか?

「ああ、コイツはこれが面白いと思てるんや」
「コイツは俺がこの程度で笑うと思てるんや」


と。
もうこの時点で格付けが済んでしまっています。
「コイツはおもんない奴」という格付けが。

そしてこの格付けを持ち時間の中で覆すのは
非常に難しい、というかおそらく不可能です。
(時間が足らないから、ではないですよ)
(実力が足らないのです)



携帯電話のショップやガソリンスタンドとかで、
社員が旗を振らされてたり、
如何にもレンタルなぺらっぺらの着ぐるみで
客寄せをやらされていたりする光景をよく目にしますが‥

その時に
「楽しそう!よし行ったろ!」とはならないですよね?

「うわぁ‥」になるはず。

逆に入れない。入りづらくなる。
そして、お客のそういう心理が解らない無能な経営者に
誰もお金を落とさない。
同じ現象が演舞台の上で起こるのです。





プロのお笑い芸人さんの中には
強烈なメイクやヘアスタイルでキャラを作る人、
コントをやるにもちゃんとセットを組む人、
衣装・小道具をキチンと揃える人‥‥と、まぁいろいろです。

けど、この人達には財力やこだわりの他に
メイクさんやスタイリスト、大道具、小道具などなど、
各スタッフのサポートがあります。
だから、お客さんに見せても大丈夫なクオリティが保たれるし、
「おお、流石に本格的!」というプラスの反応が生まれます。


一方。
素人や駆け出しの身分ではこうはいきません。

「あ、手作りだ」
「100均だ」
「あれ、ドンキで売ってヤツだ」
「しかも一番安いヤツ」


と思われるのがオチ。
始まると同時に終わります。


だから、道具には頼らない。極力減らす。

これで受けなくていい格付けの洗礼を
一回分は減らせますし、フラットに ―
マイナスからではなく、ゼロからのスタートにできます。





セロハンテープでテカったような
手作りの銃なんか出さなくったっていい。
構えれば銃を持ってるんだって判るんだから。

わざわざアニメのコスプレなんかしなくったっていい。
「ヒャッハー!」とか「汚物は消毒だ~!」とか言っておけば、
何の作品で何のキャラクターなのか伝わるから。
(それで伝わらないなら、コスプレしてても伝わらない)

そういう見直しの積み重ねが、
ネタと芸を洗練させていくのではないでしょうか?


モノ芸、例え芸とかのジャンルもあるし、
チープさを笑いに繋げる芸風や技術もなくはないでの、
一概に「道具を完全に排除しろ」とは言えません。

言えませんが‥

この道具は必要か?
使うにしても、本当にこれでいいのか?


舞台に立つ前に、
人に見せる前に、
その点は十分に吟味しないといけません。
 

 

 

 


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