FC2ブログ

解説

【解説】 三面記事の三人

 ←三面記事の三人 ~公演後記~ →演劇大学inおおいた(20170226)
※手前味噌な話です。興味のない方はスルー推奨。



2008年の第1回おおいた演劇祭「30分一本勝負!」出演に向けて、
急遽依頼を受けて書いた作品。
(この頃はS.G.N名義でしたね)

「芝居はハッピーエンドでなければならない」というのが
僕が執筆する上でのポリシーですが‥
「急ぎで」「短編を」という事態でしたので、
やむなくコメディに見せかけた不条理ホラーテーストに仕上がっています。

なので、この脚本単体での上演は好ましくありません。
二本立ての先発にもってくるか、
今回のように「たくさんある内の一つ」という形にしないと、
お客さんがすごい後味悪い感じで帰ることになります。




そういう弱点こそありますが、
この脚本の破壊力自体はなかなかのもの。
単純に娯楽という枠組みで見た場合、
あるいは純粋に面白さだけで測った場合、
アマチュアの力でこの脚本を超えるのは難しいと思います。

というか、僕自身が九年前の自分を超えられる気がしない。
今なら、より器用に、よりソツなく、より上手くは
書けるんでしょうけどね‥。




狙って書いた訳ではないですけど、
多様性もこの脚本のウリなんだな、と上演を通して発見しました。

舞台セットも、音響も、照明も、演出プランも、
ド派手にしようと思えばどこまででも派手にできるし、
シンプルにしようと思えば極限まで簡素化できる。
しかも必要な役者はたったの三人。
この汎用性は定番演目「トランス」に迫るものがあります!

‥というのが言い過ぎにしても、
演出家が手腕を振える余地はかなり大きいようです。




FUNAI演劇祭における再演とその評判は実に喜ばしい事ですが‥
急ごしらえのポリシーに反した脚本が二度も日の目を浴びる一方、
心血注いだ長編脚本はお蔵入りして埃を被る。

その状況に思うところもない訳でもないです。

こればっかりはまぁ、
タイミングとか、人の縁とか、時運時勢とか、いろいろありますからねぇ‥。
とはいえ、人生の儘ならなさというものを痛感させられます。
そうそう脚本の中のようには上手くいかないらしい。

ただ、短編・小規模・少人数というコンセプトは需要がありそうですね。
今後の生き残り戦略の鍵となるかもしれません。
 

 

 

 


記事一覧  3kaku_s_L.png 未分類
記事一覧  3kaku_s_L.png お知らせ
記事一覧  3kaku_s_L.png 練習会レポ
記事一覧  3kaku_s_L.png 解説
記事一覧  3kaku_s_L.png 議論
記事一覧  3kaku_s_L.png 潜入レポ
記事一覧  3kaku_s_L.png 製作
記事一覧  3kaku_s_L.png 観劇
記事一覧  3kaku_s_L.png ギャラリー
記事一覧  3kaku_s_L.png 上演
記事一覧  3kaku_s_L.png その他

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【三面記事の三人 ~公演後記~】へ  【演劇大学inおおいた(20170226)】へ