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【必読】今日から脚本家 番外編4

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番外編4 「僕がスマホを持たない理由」


もし貴方が「脚本を書きたいけど書けない」と悩んでいるなら。
その手のスマホを海に向かって投げ捨てるというのはどうだろうか?

いや、割と本気で。





このご時世に、僕はいまだにスマホを持っていない。

高いとか、買い替えが面倒だとか。
流行に乗せられてるみたいで嫌だとか。
しかし、今更買い替えるのも
何か負けたみたいでそれはそれで腹が立つ、とか。

‥みたいな、どうしようもない理由だった気がする。


けど今は、「スマホを持たない」というスタンスに対して
明確な意思と思想を確立しています。
それを脚本家コラムとしての観点で言語化していきましょう。




まず、第一に認識しないといけないのは、
スマホがただの消費ツールに過ぎないという事実。

マンガ、映画、音楽、ゲーム‥

スマホひとつでありとあらゆる、
様々なジャンルの娯楽コンテンツを楽しむ事ができる。

けど‥じゃあ、それらをスマホで作れるか?

というとそれは無理なのです。
つまり、消費しかできない。


カメラが付いた電話なので、
動画や写真を記録し、それを拡散・共有するのは得意なようですが、
それ以外の純粋な創作活動には‥
(やってやれない事はないでしょうが)向いているとは言い難い。


僕らは脚本を書かねばならない。

創造者でなければならない。

生み出す側でなければならない。

創造物を消費する側に回っている場合ではないのです。




そして次に留意しなければならないのは、
世間でもいろいろと問題になっている、その中毒性。

歩きながら
食べながら
勤務の合間に
その休み時間に
独りでいる時も
誰かと一緒の時も
バスの中でも
電車の中でも
自転車漕ぎながら
車を運転しながらでさえ

わずかでも時間があれば触らずにはいられないほど、
その中毒性は高いものらしい。


はっきり言って、それは困る。

日々の生活の中に潜むわずかな隙間も、
貴重な創作の時間です。
机に向かってデンと座ってムムムと悩めば
何かが生み出せるとか、そんなものじゃないはず。


歩きながら

食べながら

勤務の合間に

その休み時間に

独りでいる時も

誰かと一緒の時も

バスの中でも

電車の中でも

自転車漕ぎながら

車を運転しながらでさえ


僅かな時間を見つけては、
頭の中に渦巻く文章を何度も反駁し、添削し、推敲する。


脚本にしろコラムにしろ、
それくらいしなかったら僕は一行だって書けないし、
その貴重な時間をスマホ如きに奪われる訳にはいかないのです。





僕とは正反対の、短期集中型の人。
スマホの中毒性に克己できる強靭な意思を持つ人。
消費ツールのはずのスマホを使って創作する人。

創作のやり方はやライフスタイルは
人によって様々だと思います。

そして、僕自身が時流に乗れていないだけなので、
スマホの存在や価値を否定する気はありません。


だけど、多かれ少なかれ
スマホが時間を奪うのは確かです。



散々スマホで遊んでおいて、
「時間がないから脚本が書けません」
なんて言い訳は通用しませんし‥

貴方が娯楽に費やした何百、何千という時間を
執筆活動に向けていれば、
超大作の一本や二本は書けていたんじゃないですか?






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本日の活動報告(20191022)

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区切りがつくのにまだ時間がかかりそうなので、
とりあえず中間報告だけでも。

アフレコ練習用動画&脚本
「ダンジョン暮らしのネロ」第2話 鋭意作成中です。


決して高いとはいえないクオリティでも
楽しみに待ってる人が居ますので。
自分の中で締め切りを設けて、奮闘する毎日です。
20191022_001
モンスター三人組


第1話に較べて、
慣れもあるし作成手法も確立してきたし、
進行速度は速くなるはずなんですが‥

思うようにペースが伸びず、
期限に間に合うのか焦りが出てきました。



その原因は、
「モブでない人間型のキャラを出してしまった」
ことだと、自己分析しています。

レギュラーキャラについては、
多少デッサンが狂っていようが、細部が適当だろうが、
「モンスターだから」の一言で片付けられます。

主人公・ネロも人間型だけれど、
子供ということで相当デフォルメしてますし、
これも「モンスターだから」と同じ勢いで描けます。
ここまでは問題ない。
20191022_002
デフォルメ


ただこれが、「モブでない人間型」となると
そういう訳にもいきません。

人間型である以上、
最低限こうでなきゃダメでしょ?っていう基準が
どうしても出てくるし、それはゴマカシが効きにくい。



ここまで手が掛かるとは予想してなかったので
正直、登場させたことを後悔し始めているんだけど‥

こいつらが出てくるの、2話だけだしなぁ。

人間型のキャラが主軸なのも今回だけだし。

今手掛けてる部分が、
全行程の中で一番しんどいのかもしれない。


踏ん張りどころですね。
(と、自分に言い聞かせる)

早くお披露目できるよう尽力します!
 

 

 

 

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【必読】今日から脚本家 番外編3

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番外編3 「カレーの法則」


「脚本家になる!」と決意し、実際に書き始めた時。
どういう風に心が動くかというと、

どんどん書いて上演しよう
たくさん書いて有名になろう


だと思います。
志の熱さと血の滾りがそうさせるはずです。


役者や演出家が
「興味があるから自分も一回だけやってみよう」
と手を出すパターンでもない限り、
一本書いたら満足ですというスタンスは、まずあり得ない。
例外といっていいでしょう。



自分の作品を世に多く出したい ―

そう願った時に、心情はどう流れるか。

「この設定で一本書こう」
「このキャラで一本書こう」
「この決め台詞でもう一本書けるな‥」


というように、
数に囚われるあまり、知らず知らずのうちに
節約志向や出し渋りの傾向になってしまいがちです。


アイデア一発勝負の短編ならそれでいいでしょうが、
長編脚本を執筆する上でのその流れは‥
誤りの始まりなのかもしれません。




同じ鍋一杯のカレーでも、
乏しい材料を水で薄めたようなシロモノと ―
豊富な材料を惜しみなく注ぎ込み、
煮込んで煮込んで、煮詰めて煮詰めて、
水気を飛ばして濃縮させた一皿と ―

どちらが美味しいかは明白。
脚本も同じです。

乏しいアイデアを無理矢理引き伸ばしたした2時間と、
持てる限りのアイデアを全て投入し、
融合させ、無駄を削って凝縮させた2時間。

さて、どちらが面白いか?
考えるまでもないですよね?


鍋にぶち込んだ具材が多いほど面白くなる。
何の捻りもなくて申し訳ないですが、
僕はこれをシンプルに「カレーの法則」と呼んでいます。

そして、この法則の適用は必須事項です。

面白いと感じる脚本は、
まず間違いなく多数のアイデアが投入されていますから。

まあ、中には‥
具だくさんの割に美味しくない失敗例もあったりしますが‥

それでも、その逆 ―
具をケチってるのに美味しいというパターンは絶対に存在しません。




「引き伸ばし」も技術のうちですが、
それはあくまで余技であって、
我々アマチュア脚本家の本懐はそんな所にはありません。

出し惜しみしないこと。
ひたすら丹念に練り上げていくこと。
そして、一つの作品として調和させること。

能率や効率を度外視した愚直さこそが
最短ルートであり、最適解です。


数をこなすためにはどうすればいいか?
そんなやり方はプロになってから考えればいい。



我々はプロじゃないんだから、一筆入魂あるのみ。
駄作を連発しても仕方がないですし‥
その労力を一作に注ぎ込むべきでしょう。

空虚な「数」を誇るより、
自分の代表作はコレですと胸を張れるものがあった方が
カッコよくはないですか?
 

 

 

 

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【必読】今日から脚本家 番外編2(追記)

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番外編2で「これはやめとけ」を紹介しましたが、
書き漏れがあったので追記しておきます。

それは「当て書き」です。



■当て書き


何でこの項目が書き漏れていたかというと、
自分で当て書きをやった事がないから、でしょうか?

描きたい物語の構成要素として
当て書きを行う必然性があれば、技術として使ったかもしれませんが‥
これまでそんなケースは一度もありませんでした。



限られた人員、限られた期間で
必ず上演しなければならない ―


そんな条件下で確実性を求めるなら、
手段の候補として当て書きが挙がるのも当然でしょう。

それでも。

僕は推奨できる方法とも思っていません。



理由は明白。

「役者のために当て書きする」という行為は
裏を返せば
「脚本家が役者の上限を決める」ということ。

それは越権行為です。

その権限があったとしても、
役者の限界を設定するということは
そのまま脚本の限界を決めてしまう事と同義です。

役者も役者で
脚本家の押し付けの中でしか演じられなくなる。


当て書きすると世界が閉じる。
そして、閉じた世界には成長も未来もない。





そういう信念があるから、やらない。
というか、できない。

上演という義務を果たす最短ルートだと頭で判っていても
使う気にはなれないですね。
(演劇性を殺す演劇手法を使う訳にはいかない)

やるとすれば‥

・登場人物の人数や男女比を実情に合わせる
・年齢層を演技で無理なくカバーできる範囲に抑える


くらいですか。

まあ、そこまで。
あとは、役者と演出家を信じて
自分が書くべき物語を書きましょう。



当て書きは、
脚本家側も役者側もプロである事が前提の技法な訳で。
我々はアマチュアなのですから、
「当てる」という余計な制約を外して考えるべきなのです。


それとも‥
制約が多ければ多いほど面白いものが書けると
自分の力量を過大評価してたりしますか?
 

 

 

 

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【必読】今日から脚本家 番外編2

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脚本はこう書かなければならない
という決まりはないですが、
これはやめておいた方がいいんじゃないか?
は存在します。

以下に何点か挙げます。
かなりの個人的見解ですが、参考にしてください。



■自慢


これまで散々述べてきた「自己満足」と
似ているようで‥‥別次元の問題です。


この人はダンスが上手です
→ だから、ダンスのシーンを追加します

この人はバク転ができます
→ なので、ここでバク転を披露してもらいます

自宅におシャレな小物があります
→ じゃあ、それを舞台の目立つ場所に置きましょう

僕は高価な機材を持っています
→ これを使って斬新な演出をやってみました



脈絡もなく所持品や特技をひけらかす事を
自慢といいますが、これは止めておいた方がいいですね。


本人たちは
「よかれと思って」「より良くするために」
と考えているつもりなのでしょうが、
演劇という自己満足に更に自慢まで挟むのかよと
ゲンナリしてしまいます。

なくて済む、もしくは
削って問題ない場合がほとんどです。


ただの自慢なんだから必然性がない。
必然性のなさから生じる違和感に
気が付かないほどお客さんはバカじゃない。

そして、役者も演出家も脚本家も
その違和感をどうにか誤魔化せるほど優秀じゃない訳で。


自分の自慢話を
他人が喜んで聞いてくれると本気で信じているなら‥
まぁ、やればいいんじゃないですかね?




■新キャラ投入


漫画であれアニメであれ、
新しいキャラが投入されたら
面白さのピークを過ぎたサインと思ってよいでしょう。

初期メンバーやレギュラーメンバーだけでは
ネタ切れになっている、
話のクオリティを維持できない、
という状態に陥っているからです。

しかし、それもまぁ
連載100回200回や、
1クール2クールの毎週放送といった
長丁場においては仕方ない面もあります。

しかし、演劇のひと舞台、
たった2時間の中でそれをやってしまうのは
如何なものでしょうか?



何の伏線もなく、何の前触れもなく、
物語の終盤やラストシーンに新たな登場人物が追加される。
そうしないと物語を終わらせることができない。


もし本当にそうなら、
プロットの段階で既に失敗しています。
完成度の低さ、構成の甘さの証明に他なりません。

シェイクスピア作品などの群像劇で
よく見る手法のような印象を受けますが‥
(例:使者が駆け込んで吉報をもたらす → 王様大喜び → めでたしめでたし)
正直、見事とも巧妙だとも思えませんね。


物語は役者によって紡がれるのです。
脚本家が物語のために役者を使い捨てにするようでは
本末転倒もいいトコ。

プロットが不完全であるなら見直すべきです。




■替え歌


個人的主観が強くて恐縮ですが‥

僕はどうにも「替え歌」っていうのが苦手でして。
聞いててこっ恥ずかしくなりません?

テレビCMなどで耳にするたび、
あまりの恥ずかしさに身悶えするほど。

それを舞台の上でやられた日には‥
寒さに耐えきれず、発狂しそうになります。


こんな現象、僕だけでしょうか?



理論立てて分析するとすれば‥

まず、安易なんですよね。
お遊戯会やお別れ会の出し物レベル。
CMで聞いても、
「他にネタが思いつかなかったんだな」
「作詞作曲する金も手間も惜しんだのか」
といった印象しか残らない。
(替え歌をメインにした名CMってありましたっけ?)


そもそも、替え歌は本家(元ネタ)を越えられない。

替え歌に使いたいほどの名曲に
赤の他人が歌詞を上書きしただけで価値が高まるなら
創作活動に苦労なんかありません。

数少ない成功例の代表として
「ジャスコで万引き」がありますが、
これだって先頭1フレーズの破壊力だけですし。


替え歌やうんこおしっこで喜ぶのは小学生まで。
いや、昨今のマセっぷりを見るに、
もはや小学生でも喜ばない。

それを舞台の上でやるのは‥
どう考えても悪手としか思えません。



替え歌でないにしても、
「歌で問題解決」
「歌がストーリーの主軸」というパターンは
危なっかしいというか、賭けに近い部分があります。

日本でミュージカルが
演劇以上に定着していないという現状
を鑑みるに
(おそらく、やるにも観るにも日本人に向いていない)
よほどの勝算がない限り、
迂闊に手を出さない方が無難じゃないでしょうか?



以上、「これはやめとけ」三選でした。
 

 

 

 

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Author:よしりん@演劇同好会
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