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【必読】今日から脚本家 番外編5

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番外編5 「脚本を書けないと嘆く貴方へ」



脚本を書いてみたいけど、
どうしてもあと一歩が踏み出せない ―

その原因の大きなウエイトを占める要因は
「苦労して書いても無駄に終わるんじゃないか」
という損得感情ではないでしょうか?


脚本家を名乗る僕らだって、
別に聖人君子って訳じゃない。
脚本が書ければそれだけで幸せです
なんて事はあり得ない。

書くからには誰かに読んでほしい、
そして叶うものなら上演してほしい。


そう願うのは当然ですし、
「誰にも読んでもらえない」「公表する当てがない」
という状態では、
やる気が出ないというのも致し方ないことです。



座付きの脚本家だったら
読んでもらう、上演してもらう機会に困らないでしょう。

僕には演劇同好会がある。
練習会の開催には、
常に脚本を取り扱って感覚を鈍らせない、
そしていざという時のために
自作の脚本を発表・上演できる環境を確保しておく
という側面もあったりします。


しかし、それ以外の人はどうすればいいのでしょうか?





もし貴方がどこかの劇団に属しているのであれば
座長なり団員なりに読んでもらうのが一番手っ取り早いかと。

貴方が傷つかないよう
最大限に言葉を選んで寸評してくれるはずです。
(なので、鵜呑みにせず、言葉の裏を読むように!)



身内相手に抵抗があるなら、演劇仲間に託すのもよいでしょう。
演劇をやってて
そんな間柄の付き合いがないのもレアケースでしょうし。



無所属であるなら、「持ち込み」という手が使えます。
感想や指導が欲しいという程度の申し出であれば、
どこの劇団でも邪険な扱いはしないと思います。

もし断られるようであれば、
脚本家の育成や演劇文化の発展に関心のない劇団だということ。
付き合うだけ時間の無駄です。
顔には出さず、心の中で見限っておきましょう。



最善の手は‥
演劇同好会に持ち込んでもらうことですね!(宣伝!)

寸評しろといわれたら
ワタクシよしりん、張り切っちゃいます!

やっていいんだったら、
練習会の演目として使ってみるのも面白いかな?
参加者からもいろんな意見が出るはずです。

ただ、そうなってくると
悪気はないけど遠慮もなく、
フルボッコにされる可能性も十分にあり得るので
その覚悟だけはしておくこと。

どっちにしても、
ただ褒められたいだけなら余所を当たってほしい。



人とかかわるのに抵抗があるなら、
戯曲賞や脚本コンクール、脚本募集などの
イベントを活かすといいでしょう。
常にアンテナを張って情報収集しなければなりませんが、
(大分一県に限らず)九州や日本という単位でみれば
そんなに頻度が低いという訳でもないですし。

ただ、僕個人としては
この道は早々に諦めたかな。

自分の作風が果たしてコンクール向けなのかどうか?
そこを分析するところから始めましょう。



ハードルの低さでいえば
脚本サイトに登録するのが一番お手軽でオススメ。

何千というライバル、何万という蔵書の中から
自分の脚本を読んでもらう、上演まで漕ぎ着ける‥‥

その確率の低さ故に過度の期待はできませんが、
「登録さえしとけばそのうち誰か観るだろう」という気安さと
不発に終わってもリスクが少なく、精神的ダメージが少ない点は
特筆すべき大きなメリットです。





もう一つ、
忘れてならないのは「締め切り」ですね。

いつまでにやるか? ―

それを決めておかないと、
そのうちそのうち、まぁそのうちで
ズルズルと先延ばしになり‥
結局「書かない」になります。


何月何日までに第一稿を上げると、
自分の中で期限を設けるのもいいでしょう。

意思の弱さに自覚があるなら、
「この日に脚本を持ってくるから読んでくれ」
と他人を巻き込むのもアリです。

SNS等を利用しているのであれば、
その中で締め切りを宣言してしまうのはどうでしょう?
公式宣言ですので、厳守せざるを得なくなります。
(そこまでしてなお書けないのであれば、
 もともと何事も成しえないタイプの人間なのでしょう)






素人の脚本なんて、あったってなくったっていい。
なければないで、世界はいつもと変わらない。

だからこそ。

自分のケツは自分で叩かないといけないし、
やる気を引き出す役目も
他の誰でもなく、自分でこなしていかなければなりません。
 

 

 

 

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「演劇大学inおおいた」総括 後編

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そもそもの話として。

今後の大分演劇を担う世代に
どうしてもと頼まれたからしぶしぶ引き受けたのであって、
僕が実行委員として参加する事については
当初から場違い感というが居心地の悪さというか‥
多分、役に立てないだろうなという予感がありました。

そして回を重ねるごとに
それは予感から確信に変わっていった訳です。


低スペックな人間である事は僕自身が重々自覚してるし、
なかでも対人スキルが壊滅的なのは界隈では有名な話。
とても実行委員に相応しい人選とは思えない。
とはいえ、それは程度が高いか低いかの問題なので
努力ややり方次第でどうにか(多少は)穴埋めできる。

けど‥

思想や方向性が正反対なのはどうにもできない。





常々、楽して演劇したいと思っている。

ただ生きていくだけでも手一杯なのに
残業に、休日出勤に、長期出張に怯える日々。
それでも演劇を捨てたくない、続けていたいと考えるなら
「ラクして演劇」という道を模索しないといけないし、
そういう演劇との関わり方があってもいいはず。


でも、それは旧来の演劇の在り方とは相容れないし、
演劇大学の運用も当然、その延長上にある訳で。


・土日を献上しなさい
・何なら平日も都合をつけなさい
・朝から晩まで身柄を拘束します
・期間中、一日たりとも欠席することは許しません
・県外の人は大分まで来なさい
・宿泊が必要ならすべて自分で手配しなさい
・怒号と灰皿が飛んでくるような稽古に耐えなさい
・成果発表までに台詞を覚えなさい
・覚えられないなら寝る時間でも削りなさい
・成果発表がうまくいかなくても責任は取りません
・以上を踏まえて、お金を払いなさい



これらを喜んで受け入れる者だけが演劇に携わる資格を有し、
逆に一つでも欠ければ「やる気がない」と判断される。

これだけ篩(ふるい)に掛けておいて、
残った粒を数えて「少ない少ない」と嘆く様は、
僕にはどうしても奇異に見えた。

先に述べた「ラクして演劇」と反するし、
普通の人の普通の感覚とあまりにかけ離れているからです。





そういった昭和的な根性論と
平成~令和におけるライフスタイルとは絶望的に相性が悪い。

昭和の時代は何だかんだで未来があった。
将来はもっともっと良くなっていくんだという希望が。
だから、多少の苦労や回り道、自己犠牲を許容する余地もあった。

でも、今は違う。

未来がない。
この先、下がりはしても上がる事はないだろうという閉塞感。
当然、個々人が切り売りできる
時間、金銭、労力は目減りしていくし‥
安価な娯楽が氾濫する昨今、
それをわざわざ演劇に注ぎ込んでくれると期待するのは
ちょっと無理がある。



そういう事情や時代背景を、
演劇界全体が斟酌していない傾向にあるし、
日本演出者協会の上層部自体が
昭和的根性論に支配されてしまっている感がある。


こうなってくると、僕個人にはどうすることもできない。
「ラクして演劇」という発想そのものは異物でしかないので、
その点については口を噤むしかなかったのです。





今、僕らは当たり前のように演劇に携わっていますが、
実はこれはある種の特権階級であると言えます。

恵まれた環境だからこそ、
演劇に無縁の人は演劇に関わる暇がないくらい忙しい
という事実に気付きにくい。


さあて、そんな人達をどうやって演劇の世界に引き込むか。


例えば、先の劇作家大会などはどうでしょう?
スタッフからは不満続出でしたが、
それはあくまで内部の話であって、
対外的には ― 興業としては悪くない成果でした。

潜在的にはあれだけの動員数が見込める事を意味しています。


どうすればそれを引き出せるのか?
求められているモノは何か?
演劇大学との違いはどこにあるのか?

次の機会に備えて
その辺を考察しておくのも良いかもしれません。
 

 

 

 

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「演劇大学inおおいた」総括 前編

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都合が折り合わずに欠席してしまったため、
先の演劇大学反省会でどんな話がなされたのか
知る由もありませんが‥
僕は僕で思ったこと、感じたことをここで綴っていきましょう。




内容の良し悪しでいえば、良かった。

意義の有無でいえば、有ったと思う。

しかし、事の成否で問えば‥‥残念ながら失敗だった。

と、正直に申し上げておきます。

回を重ねるごとに動員数を減らしている以上、
これを成功と呼ぶには無理があるし、
その結果を招いたのは我々実行委員全体の責任です。




「西洋演劇発祥の地」という
妙な肩書きとプライドのせいで見過ごされがちですが、
実は大分県は演劇後進地域です。

演劇に真摯に取り組んでいる人ほど
認めたがらないとは思いますが、
事実は事実として受け止めないといけないし、
そうでなければ正しい作戦も立てられない。


演劇大学でステップアップだとか、
東京の最先端の演出技法を学ぶだとか、
そんな悠長なことを言ってる場合ではなかったんです。

演劇という文化が根付いてさえいないんだから、

根付かせ、市民権を得て、
積極的に参加してもらえる土壌を作る ―


スタート地点はまずそこでなければならなかった。




そのためのターニングポイントは‥

1回目より2回目の動員数が少なかった時点で
そういう方向転換をすべきだったかもしれない。

いや、1回目の動員数が予想を下回り
定員割れを起こした時点で決断すべきだったのかもしれない。


もっと言えば。

優秀なコンサルが味方に居れば、
1回目からそういう観点でスタートできていたかもしれない。

そしてそれは、決して到達不能な未来じゃなかった。





ただ、残念ながら
以上はあくまで大分の実行委員側のお話。

「演劇文化を浸透させることに注力したい」

そんな地味で捻りのない企画を
元締めの日本演出者協会が通す訳がない。

ろくな土台もないまま
スキルアップやステップアップだけを強要されることになる。


冒頭で僕は失敗だと評したけれど‥
それはある種の必然であり、回避不能な結末だったのだと思う。



後編に続く。
 

 

 

 

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2020年

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2019年のシメは
年末恒例の演劇部OB麻雀大会。

相変わらず、先輩達には勝てないのな。

僕個人の私見として、
麻雀の上手い下手は最終的に人間力で決まると思ってる。

ってコトは、
この歳になって未だに先輩達に追いつけてないって訳だ。
トホホ、まだまだだねぇ。




この一年、生活に折り合いをつけながら
まぁまぁ頑張った方だと自己分析してます。


公演にも参加したし。
演劇大学も無事終えた。
自分の脚本がどっかで上演されて、
声優学校の講師もやった。
なにより、前から企画していた動画作成を
ある程度軌道に乗せることができたのは大きい。


ここからの一年は、
まず動画作成の進捗をもう少しペースアップしようか。
あと、その分犠牲になっていた練習会の開催を
元の頻度まで復活させないといけない。
そして、できるもんなら
久し振りにプチ公演かなんかのイベントを打ちたいかな。


ん? ちょっと欲張りすぎたか?

まぁいいや。

志だけは高いところに置いといて。
今年もやれる範囲でやっていきましょう。

 

 

 

 

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演劇大学inおおいた@中津 備忘録

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やっと筋肉痛が収まってきました。
まだ記憶が新しいうちに備忘録を残しておきます。





成果発表にこだわるのは、演劇大学の悪いクセな気がする。
まぁ、観る側は「一本多く観れてお得」くらいの気分だろうけど‥。

学んで、肌で感じる事ができればいいのであって、
台詞覚えに四苦八苦することが演劇大学の本懐ではないはず。

況してや、当日になっていきなりスケジュールに組み込むなど。
少なくとも、「発表したい」は受講生側の発案でなければならない。





影絵講座とフラッシュモブが思いのほか良かった。

特にフラッシュモブについては
先入観というか、正直好印象を持ってはいなかったけど、
今回の一件でちょっと見直したかな。
道行く人をあんな風に笑顔にできたら素敵だね。

影絵も演出の一環として演劇に取り込めるかも。
照明機材にも影絵の原理で動作しているものがあるし、
演劇との親和性は高そう。(そう何度も使える手ではないけど)





演劇でどうやって人を呼ぶか? という話題の中で、
「イケメンだらけの舞台とかどう?」(超意訳)という案が出た。

言った本人は、その場限りというか
物の弾みというか、笑い話のつもりだったかもしれないけど、
僕は意外と悪くないなと思ってる。

美男子を集めて、歌と踊りと肉体美を見せる。
音響も照明も衣装もメイクもとにかく派手に。
半裸の男同士が絡み合うなど、多少きわどい演出もOK。


‥‥一回試して様子を見てみたい気はする。

どこかの野外イベントで「男子チア」を見たことあるけど、
アレは面白かったなぁ。あんな感じにならないかなぁ。





公演において、チケット予約という制度は危険。
悪用可能であり、人間の性善説をアテに出来なくなりつつある昨今、
前払いによる売り上げの確保や
無断キャンセルに対するペナルティ等の対策が絶対必要です。


予約してキャンセルが発生すると、
上演する側は売り上げにならないし、席も埋まらない。
観客側は席が空いてるのに、「満席」なため入場できない。
そしてキャンセルする側はお咎めなし。また繰り返すだろう。

もし全席予約済みで全席無断キャンセルされたら?





演劇大学inおおいたの任期が満了した今、
次をどうするか? が新たな問題として浮上する。
僕個人は練習会等の開催を継続していくつもりだけど、
大分演劇界の総意としてはどう動くんだろう?





そして最後に。
このブログを観ている人は意外と多いという事が発覚。

ウェブ上の過疎地とはいえ、まがいなりにも公の場だ。
誰に見られても構わない覚悟で書いているし、
誰それが見てるからとか、
そんな理由で書く内容を曲げるような日和った真似はしない。

‥のではあるけれど。

面と向かって「見てますよ」なんて言われれば、
改めて身の引き締まる思いがする訳で。


この駄文の集積にさえ価値を見出してくれる人が居る ―
ありがたく、励みになりますね。
 

 

 

 

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