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【 解説 】 記事一覧

【解説】 開眼、第六天魔

解説

検索しても出てきません。
大分でも読んだことがある人はごくごく一部のはず。

作者はわたくし、よしりん。
第2回おおいた演劇祭の公募作品です。

最終選考まで残りながらも、
結局は「ココロの花」「卓郎記念日」の二本立てに
後塵を拝することになった曰く付きの一品。




「大分を題材に」が公募条件だったので、
国東・六郷満山をテーマにしています。

夜になると神仏像が動き出し、悪を討つという設定。
復活する魔王。
人間の手によって盗まれた宝剣。
激突する魔王軍と天上界。
天上界は、宝剣がないため劣勢に立たされる。
宝剣を手に逃げる者、天命を受けそれを追う者。
勝敗の行方は‥
魔王の思いは‥



今読み返すと、雑というか荒いというか。
「急いで書いた」というより「純粋に下手だな」と赤面してしまいますが、
「天上界のパートと人間界のパートが同時進行していく」
というプロット自体は悪くない。

このままお蔵入りさせるには、ちと惜しい。

世に出すにしても、
修正をあてるか一から書き直すかが必要になりますね。
どちらにせよ。
時が満ちるまで、今は寝かせておくつもりです。
 

 

 

 

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【解説】 三面記事の三人

解説

※手前味噌な話です。興味のない方はスルー推奨。



2008年の第1回おおいた演劇祭「30分一本勝負!」出演に向けて、
急遽依頼を受けて書いた作品。
(この頃はS.G.N名義でしたね)

「芝居はハッピーエンドでなければならない」というのが
僕が執筆する上でのポリシーですが‥
「急ぎで」「短編を」という事態でしたので、
やむなくコメディに見せかけた不条理ホラーテーストに仕上がっています。

なので、この脚本単体での上演は好ましくありません。
二本立ての先発にもってくるか、
今回のように「たくさんある内の一つ」という形にしないと、
お客さんがすごい後味悪い感じで帰ることになります。




そういう弱点こそありますが、
この脚本の破壊力自体はなかなかのもの。
単純に娯楽という枠組みで見た場合、
あるいは純粋に面白さだけで測った場合、
アマチュアの力でこの脚本を超えるのは難しいと思います。

というか、僕自身が九年前の自分を超えられる気がしない。
今なら、より器用に、よりソツなく、より上手くは
書けるんでしょうけどね‥。




狙って書いた訳ではないですけど、
多様性もこの脚本のウリなんだな、と上演を通して発見しました。

舞台セットも、音響も、照明も、演出プランも、
ド派手にしようと思えばどこまででも派手にできるし、
シンプルにしようと思えば極限まで簡素化できる。
しかも必要な役者はたったの三人。
この汎用性は定番演目「トランス」に迫るものがあります!

‥というのが言い過ぎにしても、
演出家が手腕を振える余地はかなり大きいようです。




FUNAI演劇祭における再演とその評判は実に喜ばしい事ですが‥
急ごしらえのポリシーに反した脚本が二度も日の目を浴びる一方、
心血注いだ長編脚本はお蔵入りして埃を被る。

その状況に思うところもない訳でもないです。

こればっかりはまぁ、
タイミングとか、人の縁とか、時運時勢とか、いろいろありますからねぇ‥。
とはいえ、人生の儘ならなさというものを痛感させられます。
そうそう脚本の中のようには上手くいかないらしい。

ただ、短編・小規模・少人数というコンセプトは需要がありそうですね。
今後の生き残り戦略の鍵となるかもしれません。
 

 

 

 

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【解説】 演目解説(3)

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■お気楽タクシーの業務日報 第2話

とんがった演目の多い今回の企画の中で、
「お気楽タクシーの業務日報」は
かなり地味、というか無個性の部類に入ります。

が。ここでその2話目です。

オムニバス形式という形態を利用して、
序盤に1話目を、忘れた頃に2話目を持ってくるという采配。
これで「お前、続き物やったんかい!」という個性が生まれます。


同じ役者が、同じ配役で、同じシチュエーションで再登場。
これは観る側からすれば、イヤでも期待が高まるはずです!
また、1話目より若干味付けを濃いめにしています。

え? シリーズ化? ご勘弁を。



■同窓会

既成脚本で、しみ先生ご推薦の一品。
作者は劇団BOOGIE★WOOGIEの沢崎麻也氏。
問い合わせたところ、快く上演を許可してくださいました。

役者三人がフル出動。
やはり最後は全員揃って終わらせたいですからね。
この作品も配役が神懸っていて、
三人ともがそれぞれの長所を活かし、
お互いを高め合うという良い循環が生まれています。

沢崎氏、是非観にいきたかったとのことですが、
あの本番の勢いと熱量なら、きっとご満足いただけたのではないでしょうか?


脚本面に言及すると、
音響、照明、大道具、小道具をほとんど使わない、
たった三人の役者の力だけで作り上げるコメディになっております。
なので、良くも悪くも役者次第。
実に理想的な構成であり、演劇としてあるべき姿でしょう。
定番演目の代表格、鴻上尚史「トランス」に通じるものがあります。
 

 

 

 

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【解説】 演目解説(2)

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■百面相役者

江戸川乱歩の短編小説を、朗読劇という形でご提供。
滑舌の悪さでは定評のあるよしりんですが、
あえてリーディングという分野に挑戦してみました。
(発表会なので、実験的要素も多分に含ませています)

元の話のクオリティと、相方ひぐりんの読みの巧みさや役のハマリ具合で
ある程度の面白さは保障できているハズ‥なので、
あとは僕がどの程度足を引っ張らずに済ませられるか? が勝負になります。


当然、相当に気を遣っている訳で。
滑舌が悪いなりに、最大限の工夫を凝らしたつもりです。
その甲斐あってか、本番では自分で納得できる物が出せました。
「絶望的に悪いという訳でもない」が正直な自己評価ですが‥

果たして、他者からの評価は?

幸いなことに、とりあえず今のところ苦情は来ておりません。


この演目のみ、蛍光灯ではなく、
仕込んだ灯体で横から光を当てています。
陰影による雰囲気作りの意味もありますが、
中盤戦ですしビジュアル面での変化を持たせるのも得策かと。

あと、指摘されて気付いたんですが、
男二人でのリーディングっていうのも珍しいかもしれませんね。



■創作落語「時ソバ」

古典落語の「時そば」をやると見せかけて、
実は創作落語の「時ソバ」が始まる‥‥という仕掛け。
散々長いマクラ(本編の前の小話)を振った挙句に、あのオチですよ。

これは僕が、僕が演るために書いた、これ以上ないオーダーメイドの一品。
台詞回しから話の流れまで、
何から何まで完全に僕に合わせて書いてあります。
だから、他の人間がこれを上演するというケースをまったく想定していません。
(やれるものならやってみてほしい。是非見たい)


「時そば」を演ろうとして行き詰まり、
そこから生まれた‥‥という、苦い思い出もあります。
逃げと言えば逃げなのかもしれません。
いつしか、本物の落語で勝負できるようになりたいものです。

構成上、百面相役者の後の重たい空気から
コメディ寄りに引っ張り戻す、という重要な役割も持っています。
 

 

 

 

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【解説】 演目解説(1)

解説

■裏メニュー

脚本提供はあの人。
ひぐりんとよしりんがメインで出演するので、
演出はしみ先生が担当。

一言一句という単位のレベルで入念な指導が入っており、
6演目の中では一番時間と労力を割いた気がします。
ある意味、もっとも稽古らしい稽古ができた作品。


「部屋の真ん中に死体がある」というシチュエーションは、
下手をすればお客さんに不快感を持たれたり、
ドン引きされたりする恐れもある訳ですが‥
それにもかかわらず、評判や反応が良かったのは
この作品がちゃんと「演劇になっていた」からでしょう。

正直、初見の印象からここまで伸びるとは思ってませんでした。
脚本家の計算と演出家の手腕に脱帽です。



■お気楽タクシーの業務日報

一応よしりんのオリジナルですが、
原案は木皿泉のラジオドラマ「タクシードライバー 八代運転手」。
この原案の上演許可が取れなかったため、慌てて急造した作品。

というのは、今回の構成やバランスを考えた場合に、
この「タクシー」の話は外せない。
かといって、それに代わる脚本もそう易々とは見つからない。
そういう次第で、「タクシーの中」「運転手と乗客の会話」という
設定だけをお借りして、自分なりに1から作り直しました。


目指すべき雰囲気や方向性が定まっていたので、
着手してからは早かったですね。
だいぶ作風を似せて書けたと思うのですが、どうでしょうか?


ともかく、こんなに真面目で王道的な脚本を書いたのは初めてです。
「ああ、自分はこんな事もできるのか」という新たな発見がありました。
 

 

 

 

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Author:よしりん@演劇同好会
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